特別な外壁専用洗剤を用意する必要はありません。
普段キッチンでお使いの食器用中性洗剤で十分です。
バケツ一杯(約5~10ℓ)の水に対して、洗剤を数滴から小さじ一杯程度。
泡がほんのり優しく立つくらいのごく薄い濃度にするのが、壁の塗膜を傷めないための黄金比です。
中性洗剤は油分を分解する力に優れているため、排気ガスやホコリが混ざり合ったベタつき汚れを
スムーズに浮かせてくれます。
〈マイクロファイバークロスも有効活用〉
窓のサッシや玄関ドア、ポストなど、特にデリケートな場所にはマイクロファイバークロスが非常に有効です。
極細繊維が目に見えない微細な隙間に入り込み、水に濡らして絞るだけで、洗剤を使わなくても汚れを
しっかりと絡め取ってくれます。
吸水性にも優れているため、洗った後の拭き上げに使用することで、水垢(水滴の跡)が残るのを防ぎ、
輝きを一層際立たせることができます。
力を入れず、表面を優しく滑らせるだけで驚くほど綺麗になる、まさに住まいの拭き掃除の心強い味方です。
〈スポンジは研磨剤なしを絶対条件に〉
キッチン用などの裏面に不織布(硬い面)がついたものは避けましょう。
微細な研磨剤が入っていることが多く、知らず知らずのうちに壁のツヤを消し、
塗装そのものを薄く削ってしまいます。
選ぶなら、厚みのある柔らかなウレタンスポンジが最適です。
たっぷりの水を含ませることで、外壁の細かな凹凸に優しくフィットし、
汚れを包み込むように吸着してくれます。
〈ブラシは馬毛や洗車用の柔らかさを目安に〉
デッキブラシのような硬いナイロン製は、外壁表面のコーティング(塗膜)を細かく傷つけてしまう恐れがあります。
選ぶなら、コシがありつつも毛先が柔らかい馬毛や、傷をつけないための洗車用ブラシが理想的。
この柔らかさなら、外壁の細かな凹凸に入り込んだ汚れを優しくかき出し、
建物の防水性能を守りながら美しさを引き出すことができます。
ゴシゴシ洗えば奇麗になると思われがちですが、実は外壁にとって一番の天敵は摩擦です。
強い力で擦りすぎると、雨や紫外線から家を守っている大切な塗膜を傷つけ、そこから水が浸入する原因に。
お掃除の基本は、道具の柔らかさ活かして、汚れを浮かせて流すこと。
優しく触れるお手入れを心掛けるだけで、住まいの美しさと防水機能は驚くほど長く保たれます。